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8月2日(木曜日)の日本ネット経済新聞を読んで

今月のトップページの記事は


「広告宣伝費」がEC事業者のコスト負担 NO1
 であるという事から始まってました。

EC事業者が最も負担に感じている費用だそうであり、次に「商品の原価」「物流費用」であるそうです。

広告宣伝費は、費用対効果を考えて、効率のよい広告ならば抑える必要はないとは思いましたが・・・

この記事をみて考えたことは「物流費用」です。

商品を1つ発送する人件費と送料を込めたものが、物流費用だとおもいますが、大体化粧品などの小さい商品の物流費用は

250円前後だと思います。(※自社だとパートさんのお給料もあるので1件あたり梱包手間や送料をいれると600円なんてことはあると思いますが・・)

なぜかといいますと、アマゾンに商品を預けて、商品が販売できたらアマゾンの物流センターより商品を発送するフルフィリメントサービスが、1件あたりそれくらいの単価であるからです。

また、ヤマト運輸などの倉庫にあずけて発送する費用も、化粧品ぐらいの大きさだと、300円ぐらいだったような気がします。

(見積もりを見たことがあるだけなので確約できませんが・・)

なるほど、自社でするより物流業者をうまくつかうと、物流費用も抑えれば抑えるほど助かりますよね。

と・・いうのも最近のネットショップを利用するユーザーのほとんどが、送料は無料である事が当然であるという考えを

持っているので、なかなか送料をもらうことができないそうです。

(興味があったら、詳しくは本誌を見てみてくださいw)

広告費や送料や物流費用などに比較的に販売管理費がかかるので、原価が抑えられる自社商品でないとなかなか難しいんだなとあらためて思いました。

 

仕入れ商品だと、2000円の石鹸を販売する場合でも
自社で開発した製品でないかぎり、おそらく仕入れ価格は1000円ぐらいとなりますよね。

送料無料で商品を販売した場合でも

2000円 - 1000円(原価) - 250円(物流費用:外部委託) =750円の粗利益です。

当然、モールへ出展している場合は、決済手数料やモールの手数料として、約10%取られるとなると

750円-200円 =500円の粗利です。

広告費を考えるとなかなかつらいところですね。

 

そして、記事をみながらあらためておもった消費税

消費税も14年から8%、10%と段階的にアップすることが決まりましたが、EC事業者は
メーカーが商品の定価を上げてくれないと、ますます苦しくなりますね。

もしかしたら、つぶれるEC業者もいるのではないかと思います。

仮に、2100円(税込み)の定価の商品を現在メーカーが、EC事業者に1050円で卸売りしていた場合ですが、
消費税が10%になったということで、1100円で卸売りすることになったとします。

しかし、EC事業者は、ライバル店との兼ね合いで2100円(税込み)で商品の値段をあげれずに販売したとすると・・・

仕入れには10%の消費税を追加ではらうことになり、販売したお客様からは消費税を10%もらえずに、結局20%も負担が増加??

ってことになるかもしれないですね。

しかも、EC事業者がもし広告代理店にリスティングの運用をお願いしていた場合、普通に消費税は10%分上乗せされて請求されると

思いますし、SEO業者も当然上乗せしてくると思います。

ECショップで購入いただくお客様から消費税を上乗せしてもらえないECショップはいままでなんとか粗利10%でやりくりしでキャッシュをまわしていた

としたら、増税後は、利益5%でまわすことになります。本当につぶれますよね。

日本ネット経済のトップをみてそこまで悲観的に思わなくてもいいかもしれませんが、なかなか大変ですね。

 

その他の記事は、広告?っていう記事が多くあまり勉強にはなりませんでしたが、最後の記事で1つ

「商品をつくった人の顔や商品をつくった人の思いをサイトにのせて・・・」というあるモールの成功した方のインタビュー記事がかかれてました。

なるほどとは思いますが、お肉屋さんなどのECショップでは、「商品をつくった人の思い」などの記載をやめて

商品がよく探せるように「導線の強化」をしたら、売上げアップにつながった・・という記事をみたことがあるので、

モールにくる客層によって戦略をかえることが本当は大切なのではないかな・・・と思いならが今週は新聞をみてまいsた。

 

以上、しょうもない感想ですが、なんとか対策し、消費税のアップ後もEC事業者の成功をお祈りいたします!

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